シンギュラリティサロン#23 金井 良太「人工意識の実現」

サマリ1 報告者:松田卓也 2017/7/9にシンギュラリティサロンで人工意識についての金井良太さんの講演が行われました。それは人工知能に意識を持たせる研究です。意識と知能は別物です。例えばアルファGoは意識を持たない高度な知能です。精緻な人工知能を作っても自動的に意識が生まれるわけではありません。現状の深層学習では意識は生まれないと金井さんは見ます。 人工知能に意識を持たせることは、人工知能の判断、決定の説明可能性を保証するために重要と金井さんは見ます。人工知能に意識を持たせるためには、意識とは何かを解明する必要があります。無意識の行動と意識的な行動の差は時間的な記憶にあることを実験的に示します。 意識の源泉はベイジアンネットワーク流のフィードバック、つまり生成モデルにあると金井さんは考えていると、私は理解しました。だとすると私の考える大脳新皮質のマスターアルゴリズムと密接に関連します。 意識とは神秘的な何かではなく、コンピュータプログラムで記述可能な何かであるとするなら、(意識を持つ)強い汎用人工知能、その延長としての強い超知能の実現も可能性が見えてきます。強い人工知能は人間にとって脅威であるとする見方はハリウッド的であり根拠がないとする金井さんの意見に私も同意します。 金井さんの講演はかなり高度なもので、ついていけなかった人も多いと思います。以下の金井さんのエッセイを読むと問題意識がよく理解できます。 We...
2017年7月26日0 DownloadsDownload