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【講演内容変更のお知らせ】シンギュラリティ・サロン「第4回公開講演会」

シンギュラリティ・サロン「第4回公開講演会」へのご応募、ありがとうございました。
諸事情により、本講演会の講演者・講演内容が次の通り変更になりましたのでお知らせします。

  • 講演者:「山川宏(ドワンゴ人工知能研究所)」から、「松田卓也(神戸大学名誉教授)、塚本昌彦(神戸大学教授)」に変更。
  • 講演内容:山川氏の講演「全脳アーキテクチャ実現への長き道のりをいかに支えるか」から、松田・塚本両氏による対談「私たちはシンギュラリティへの道をどう進むべきか」に変更

開始日時・開催場所には変更はありません。以下に改訂後のイベント内容を掲載します。

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日時 2015年5月23日(土)13:30- 15:00
場所 グランフロント大阪・ナレッジサロン・プロジェクトルームG/H(アクセスはこちら
題目
13:30-14:30 対談「私たちはシンギュラリティへの道をどう進むべきか」 松田卓也(神戸大学名誉教授・シンギュラリティを語る会代表)、塚本昌彦(神戸大学教授)
14:30-15:00 自由討論
(講演・自由討論の配分は、当日の状況にあわせて調整します)

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講演者・講演内容に変更が生じましたこと、まことに申し訳ありません。心よりお詫び申し上げます。
しかし、変更後の内容(対談)もエキサイティングな「シンギュラリティ論」になる予定ですので、変わらずご参加いただけましたら、運営者一同うれしい限りです。

なお、不参加の方は、admin@singularity.jpあて、ご一報いただければありがたいです。

※本公開講演会は、株式会社ブロードバンドタワー様の後援をいただいています。

シンギュラリティ・サロン「第4回公開講演会」開催のお知らせ

シンギュラリティ・サロン「第4回公開講演会」を、次の通り開催します。

日時 2015年5月23日(土)13:30- 15:30
場所 グランフロント大阪・ナレッジサロン・プロジェクトルームG/H(アクセスはこちら
題目
13:30-15:00 講演「全脳アーキテクチャ実現への長き道のりをいかに支えるか」山川 宏 (ドワンゴ人工知能研究所 所長)
15:00-15:30 自由討論
(講演・自由討論の配分は、当日の状況にあわせて調整します)

定員 36名(先着順。申し込み多数の場合は、悪しからずお断りする場合があります。)
※入場料無料 ご来場の際はナレッジサロン受付けでお名前を伝えてください。

講演概要
人間並みに汎用的な知能を備えた高度な人工知能を工学的につくり上げるための研究開発アプローチとして,人間をはじめとする脳全体の情報処理アーキテクチャを参考とすることが最有力であると考え,このアプローチを「全脳アーキテクチャ」と呼んでいます.近年における計算機リソースの増大と機械学習の進歩,さらに神経科学知見の急速な蓄積により,このアプローチが現実的なものになってきました.

本講演では,まず全脳アーキテクチャの概要を述べると共に,現状の研究動向について述べます.そして人間レベルの汎用人工知能の実現に到達するまでの,数十年に渡る長い道のりにおいて一貫して脳に学ぶ研究方針を堅持することを宣言する組織としてのNPO発足の準備を進めていることについても触れます.

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※本公開講演会は、株式会社ブロードバンドタワー様の後援をいただいています。

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定員に達しましたので申し込みは終了しました。多数のご応募ありがとうございました。
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シンギュラリティサロン#3 一杉裕志 「ヒト型AIは人類にどのような影響を与えうるか」

さる2015年4月18日、グランフロント大阪・ナレッジサロンにて、シンギュラリティ・サロン「第3回公開講演会」を開催しました。

今回のテーマは、産業技術総合研究所の一杉裕志氏による「ヒト型AIは人類にどのような影響を与えうるか」。一杉氏は、人工知能、神経科学、認知科学の領域を横断した汎用人工知能(AGI)開発をめざす産学官連携グループ、『全脳アーキテクチャ -whole brain architecture-』のリーダーの一人でもあります。

一杉氏は冒頭「人間の脳のしくみは、一般の人が思っている以上に解明されている」と言い、これまで書かれた論文を検索するだけでも十分な情報が得られると主張。プレゼンテーション前半の技術面の解説では、人間特有の大脳皮質は6層からなるコラム構造をもっており、その情報処理アルゴリズムはベイジアンネットで説明できるという知見を紹介。これを元に開発されるヒト型AIは、人間の脳と同じ思考特性をもち、人間と同じように学習していくこと、そして、ヒト型AIは人間社会のしくみに適合しやすく、将来は機械的AIよりも早く、安く開発できるだろうと述べられました。

プレゼンテーション後半は、ヒト型人工知能が社会に与える影響と安全面での対策について、さまざまな面から問題提起と解決案を提示。ヒト型AIと社会の関係を、幅広い視点に独自の見解を交えながら、わかりやすくお話いただきました。「人が同情しやすいAI(ロボット)は危険。かわいくないAIを開発するような法規制が必要」という提言など、いずれも「目から鱗が落ちる」ようなユニークな提言でした。

お話に触発された会場の参加者からも多数の質問・意見がだされ、熱気に満ちた2時間でした。

*プレゼンテーション資料ダウンロード:

シンギュラリティ・サロン「第3回公開講演会」開催のお知らせ

シンギュラリティ・サロン「第3回公開講演会」を、次の通り開催します。

日時 2015年4月18日(土)14:00- 15:30
場所 グランフロント大阪・ナレッジサロン・プロジェクトルームG/H(アクセスはこちら
題目
14:00-15:00 講演「ヒト型AIは人類にどのような影響を与えうるか」一杉裕志 (独立行政法人 産業技術総合研究所 ヒューマンライフテクノロジー研究部門)
15:00-15:30 自由討論
(講演・自由討論の配分は、当日の状況にあわせて調整します)

定員 36名(先着順。申し込み多数の場合は、悪しからずお断りする場合があります。)
※入場料無料 ご来場の際はナレッジサロン入り口でお迎えしますので、入口ロビーでお待ちください。

講演概要
ヒトの脳全体の情報処理アーキテクチャ(全脳アーキテクチャ)を模倣することによって実現された汎用人工知能を、「ヒト型AI」と呼ぶことにする。ヒト型AIは、実世界とインタラクションし、自律学習・自律行動をする知的エージェントである。
計算論的神経科学の進展,機械学習技術の成熟、計算機速度の向上等により、遠くない将来にヒト型AIが出現する可能性が高まってきている。この技術が出現した時、どのような形で運用され、その結果、経済、人口動態、政治形態、倫理は長期的にはどう変化し得るだろうか。また、生物種としての人類はどのように変貌していくのだろうか。
筆者がヒト型AIの実現を目指す研究を続けてきた過程でたびたび受けてきた質問と、それに対する筆者の現時点での考えを述べる。

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定員に達しましたので申込みは締め切らせていただきました。多数のご応募ありがとうございました。
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シンギュラリティサロン#2 塚本昌彦「シンギュラリティとは何か?〜ウェアラブルから始まる人類の未来」

さる2015年3月2日、グランフロント大阪・ナレッジサロンにて、シンギュラリティ・サロン「第2回公開講演会」を開催しました。

第2回の講演は、”ウェアラブルの伝道師”塚本昌彦氏による「シンギュラリティとは何か?〜ウェアラブルから始まる人類の未来」。

「世の中一般のシンギュラリティの定義に異論がある」という塚本氏は、シンギュラリティの主役は人工知能ではなく「超知能」であると主張、シンギュラリティとは、より広く「科学技術の発展曲線が特異点となる日」であり、超越(トランセンデンス)するのは人工知能ではなく人類である、という論旨をユーモアを交えて展開されました。

そして、結論は「人類が超越した超知能への第一歩は『ウェアラブル』から始まる」。さすが「ウェアラブルの伝道師」です!

講演後は「人工知能(超知能)のリスクは今までの科学技術とどう違うのか」、「人工知能(超知能)ほんとうに意識をもつことができるのか」といったディープな質疑応答が続き、閉会後もナレッジサロンで(お酒を飲みながら)塚本・松田氏と出席者の間で熱い議論がかわされました。

*プレゼンテーション資料ダウンロード:

超知能をテーマにした連載小説、オンライン連載開始!

松田卓也氏の描きおろし小説「森君とギリシャの神々による世界征服と超知能への道」のオンライン連載が始まりました。
世界征服と超知能作成のノウハウがつまった、かなり「ぶっとんだ」SF小説です。ぜひご愛読を!

「森君とギリシャの神々による世界征服と超知能への道」概要

ポスドクをしているしがない高学歴ワーキングプアーの森法外くん。ある日、ビーナスやゼウスなどのギリシャの神々に、ともに世界征服を行おうと提案される。アメリカに先駆けて、日本からシンギュラリティを起こし、超知能を作って世界の平和を守ろうというのである。森君は学問と戦いの女神アテナの特訓を受け、愛と性と繁殖の女神ビーナスの誘惑をうけながら成長していく。そして日本で超知能を作るための活動を開始する。

»「森君とギリシャの神々による世界征服と超知能への道」

シンギュラリティ・サロン「第2回公開講演会」開催のお知らせ

シンギュラリティ・サロン「第2回公開講演会」を、次の通り開催します。

日時 2015年3月2日(月)19:00-20:30
場所 グランフロント大阪・ナレッジサロン・プロジェクトルームG/H(アクセスはこちら
題目
19:00-20:00 講演「シンギュラリティとは何か?〜ウェアラブルから始まる人類の未来(仮題)」塚本昌彦(神戸大学大学院神戸大学大学院工学研究科教授・特定非営利活動法人ウェアラブルコンピュータ研究開発機構理事長)
20:00-20:30 自由討論
(講演・自由討論の配分は、当日の状況にあわせて調整します)

定員 36名(先着順。申し込み多数の場合は、悪しからずお断りする場合があります。)
※入場料無料 ご来場の際はナレッジサロン入り口でお迎えしますので、入口ロビーでお待ちください。

講演概要
国内では多くの人が「シンギュラリティ」の定義を間違えており、非常に狭義に捉えている。さらにそれは未来の方向性として誤った絵であると考えている。本講演では、「ウェアラブル」から始まる人類の未来について、カーツワイルの考えをベースに、独自の「妄想」も加えて述べていく。

講演申込み
※申込みは終了しました。

シンギュラリティサロン#1 松田卓也「シンギュラリティへの道」

シンギュラリティ・サロン「第1回公開講演会」を開催しました。

記念すべき第一回の講演は、松田卓也氏による「シンギュラリティへの道」。

シンギュラリティとは何か?という解説に始まり、SF映画の中のシンギュラリティ、シンギュラリティ概念の歴史、そして超知能への道まで、シンギュラリティに関するさまざまな知識・情報がつまった、中身の濃い1時間半でした。

講演後は会場から多数の質問があり、活発な質疑応答も行われました。

*講演の概要はこちらをご覧ください。
*プレゼンテーション資料ダウンロード:

「シンギュラリティへの道」講演概要

あと30年でシンギュラリティ(特異点)がやってくると言われている。シンギュラリティとは技術的特異点(Technological singularity)とも言われ、人工知能(Artificial Intelligence)の能力が人類の能力をはるかに超越する時点、または出来事をいう。米国の未来学者で発明家のレイ・カーツワイルは2045年頃に人類文明は特異点に突入すると予測している。特異点で生まれるであろう、人類をはるかに超越した人工知能を超知能(Superintelligence)とよぶが、それがどんなものなのかはまだはっきりとはしない。人間自身が人工知能と一体化して超人間(Trans Human)になり、それが超知能だという説、コンピュータ上の機械知能が進化して機械超知能になるという説などいろいろある。

いずれにせよ超知能が生まれると、人類に大きな影響が及ぶであろうことは確かである。なぜなら超知能は人間よりも圧倒的に賢いので、科学技術が爆発的に進歩するからである。極端なことを考える学者は、超知能は新しく宇宙を作り出すとまで言う。それも千年先とかではなくて、21世紀後半のことだという。新しい宇宙を作るというのは極端にしても、特異点後の人類の歴史は現在、我々が見ている世界とは非常に異なったものになることは想像できる。

そもそも特異点という言葉は、数学的には変数が無限大になる点をいう。一般相対性理論では、時空の曲率が無限大になるところが特異点である。特異点の向こうがどうなっているかは、理論的に予言できない。その向こうが予測できないという意味で、米国の数学者でSF作家のバーナー・ビンジが、超知能が現れる時を特異点と名付けた。

特異点後の世界がどうなるかは、まだ誰もわからない。カーツワイルは楽観論で、超知能のおかげで、人類が現在抱えている様々な諸問題、例えばエネルギー問題、資源枯渇の問題、環境汚染の問題、食糧問題、人口爆発の問題などが全て解決して、人類はユートピアの時代に突入するという。人間は死ななくなるとまで言う。すくなくとも人々は働かずに遊んで暮らせるだろう。

しかし著名な宇宙物理学者でケンブリッジ大学のスティーブン・ホーキング博士や、電気自動車のテスラ・モーターズのイーロン・マスクは、超知能はとても危険で、人類はそれにより滅ぼされるだろうと警告している。マスクは、あと5年でロボットは人々を殺し始めるだろうと警告している。オックスフォード大学の哲学者で、人類の未来研究所所長のニック・ボストロム教授は、超知能により人類が滅びる確率は5%であると試算している。

一方、専門家の多くは、中間的立場で、いいことも悪いこともあるだろうという。ユートピアになることもない代わりに、人類が滅びることもない、もっと現実的な未来を想像する。しかしそうであっても、特異点後の人類世界が、今とは大きく変わっていることは想像に難くない。

実は特異点など来なくても、人工知能とロボットの発達で、人類社会はすでに大きな影響を受けつつある。具体的に言えば人工知能とロボットが知的労働者、肉体労働者の仕事を代替するので、多くの人が失業するであろうという。これを技術的失業と呼ぶが、それはすでに起き始めており、あと10-20年で現在の仕事の半分がなくなってしまうという研究もある。ともかく、これからの社会は人工知能とロボット、コンピュータ、ネットの発達を無視しては語れないのである。

超知能が現れると人類が滅亡する可能性もあるとすると、そんな危険な研究はやめてしまえば良いという考えは当然あり得る。しかしそれは止められないだろうというのが私の観測である。現在、米国政府とEUは人工知能、ロボット、脳の研究に膨大な研究投資を行っている。さらにGoogle、Facebook、Microsoft、IBMなどの米IT大企業は、政府機関の10倍以上の研究投資を行っている。政府の目的は将来の世界における経済、軍事、科学技術における覇権獲得である。特に米政府にとっては中国の挑戦を退けるためには、超知能に向けた研究開発を止めるわけにはいかないのだ。IT大企業も経済覇権をかけて争っている。つまり軍事と金儲け、標語的にいうとペンタゴンとウオールストリートがある限り、この進歩は止められないのだ。

翻って我が日本の現状を見ると、超知能に対する取り組みは、政府も大企業もほとんどない。あったとしても予算規模で欧米の1/10-1/100程度である。国家は殆ど関心を持っていないように見える。日本の現在の最大の問題は少子高齢化とそれにともなう国力の衰退であろう。経済活動において、物やサービスの生産量は労働人口×生産性である。1960年代から1990年代までの日本は生産年齢人口割合(労働力人口比)が高かった。つまり若かったのである。これを人口ボーナスといい、日本が高度経済成長を遂げた理由はひとえにそれである。ところが1990年代に韓国、中国に追い越され、現状ではアフリカを除いて、世界の最低線を低迷しているだけでなく、今後もますます低落する。これを人口オーナスと呼ぶ。今後の日本の衰退は予定されているのである。しかし先の式から分かることは、たとえ労働力人口が少なくても、生産性が上がれば挽回できるはずである。人工知能とロボットの進歩は生産性を劇的にあげることにより、人口オーナスを挽回できる可能性を秘めている。日本のこれからの道は生産性の劇的な上昇以外にないと私は思う。欧米諸国が競って研究投資をしている中、日本だけが何もしないでいては、ほぼ確実に日本は破綻する。日本の指導層の覚醒が必要である。

松田卓也

シンギュラリティ・サロン「第1回公開講演会」開催のお知らせ

シンギュラリティ・サロン「第1回公開講演会」を、次の通り開催します。

日時 2015年2月7日(土)16:00-17:30
場所 グランフロント大阪・ナレッジサロン・プロジェクトルームC/D(アクセスはこちら
議題
16:00-17:00 講演「シンギュラリティへの道」松田卓也
17:00-17:30 自由討論

定員 24名(先着順。申し込み多数の場合は、悪しからずお断りする場合があります。)
※入場料無料 ご来場の際はナレッジサロン入り口でお迎えしますので、入口ロビーでお待ちください。

*講演の概要はこちらをご覧ください。

✳︎定員に達しましたので、申し込みは締め切らせていただきました。
 多数のご応募ありがとうございました。