本編:
アフターサロン
昨今のAIの発展は、私たちの社会に大きな影響を与えつつあります。近い将来、いわゆる「知的労働」を含む、人間の仕事の大部分がAIに取って代わられるという予測もあります。そのような社会変革を見据えて、これからの人間にはどのような能力が求められるのか、そのために、子どもや若者への教育、特にプログラミングを含む理系教育をどのように行うのか、一方で旧来の人文系の学問はどうあるべきか、という議論も活発になっています。
今回のシンギュラリティサロンでは、物理学の研究者であり、長らく大学での理系教育に携わってこられた水野義之さんを講師にお迎えし、これからの『文理融合の時代』について、議論したいと思います。
■開催日時と申込み
【日時】右参照
【方法】YouTubeLiveでのオンライン配信
※視聴URLは、申し込みいただいた方に返信メールにてご連絡します。
【参加費】 無料
【定員】なし
■タイムスケジュールと概要
13:30 – 13:40 「いつもの雑談」とテーマ紹介
13:40 – 14:40 講演
■講演:「『理系を5割に』の衝撃。『文理融合の時代』は来るのか?」 水野義之 (関西外国語大学 外国語学部 教授 英語・デジタル コミュニケーション学科長、京都女子大学名誉教授)
「シンギュラリティサロン」で当初から問題にされてきたことの一つは、この「技術化」が進む世界の中で、「日本」の「科学技術」は戦って行けるのかという問題だったと思います。その背景としては、様々な指摘が可能ですが、ここでは過去30年ほどの文教政策(特に大学政策)の推移を俯瞰的に把握することで、一定の流れが見えるという問題提起をしたいと思います。こういう把握ができますと、2022年5月に岸田首相が「教育未来創造会議」で提起した理系を5割にするという方針についても、よく理解できると思われます。一言で言うと、文系と理系のバランス点の最適化を、今後は見直そうということだと思います。そこでこの講演では「『理系を5割に』の衝撃。『文理融合の時代』は来るのか?」と題して、まず『理系を5割に』の背景理解から始め、文系・理系問題(≒高校教育と大学入試の問題)にも言及しつつ、今後の社会にありうる『文理融合の時代』への展望についても、考えてみたいと思います。
14:40 – 15:25 討論「AI時代に求められる『理系』『文理融合』とは?」
【登壇者】松田卓也(神戸大学名誉教授、シンギュラリティサロン主宰)、塚本 昌彦(神戸大学教授)、小林 秀章 (セーラー服おじさん)
【進行】保田充彦 (ナレッジキャピタル・リサーチャー/株式会社XOOMS代表)
15:25 – 15:30 まとめ・次回予告など
■シンギュラリティサロンとは
シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、グランフロント大阪・ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を行っています。
過去のイベントはこちらのウェブサイトに掲載しておりますので、ぜひ御覧ください。
【シンギュラリティサロン・ウェブサイト】
シンギュラリティサロン独自のYouTubeチャンネル「シンギュラリティサロン・オンライン」でも配信しています。シンギュラリティサロンの「別版」として、より自由なテーマでよりコアな内容を、タイムリーにお届けしています。
【YouTube シンギュラリティサロン・オンライン】
https://www.youtube.com/@user-cf7md9zf9s/
■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局 admin@singularity.jp
■主催
シンギュラリティサロン
■共催
株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル