本編:
アフターサロン
Peatix告知ページ
https://ssalon86.peatix.com/
AIの能力が加速度的に向上する中、AIは私たちのあらたなパートナーとして社会に貢献する一方、将来その能力がさらに向上し「超知能」となった時、AIは私たちのパートナーであり続けるのか、人類はAIとどう向き合えばいいのかは、過去誰も経験したことがない、人類にとって文字通り致命的な問題になる可能性があります。
この問題についてより深く考える一環として、今回のシンギュラリティサロンでは、以前 「『ポストシンギュラリティ共生学』の提案」についてお話いただいた山川宏氏に再度ご登壇いただき、人類とAI(超知能)の共生を目指す新たな枠組みと、それを実現する国際組織の計画についてあらためてお話いただきます。
■開催日時と申込み
【日時】右参照
【方法】YouTubeLiveでのオンライン配信
※視聴URLは、申し込みいただいた方に返信メールにてご連絡します。
【参加費】 無料
【定員】なし
■タイムスケジュールと概要
13:30 – 13:40 「いつもの雑談」
13:40 – 14:40 講演「NAIAビジョン:超知能との共存を加速する新たなガバナンスの提案」 山川 宏
14:40 – 15:25 討論「人類と超知能が共生するために必要なこと」
15:25 – 15:30 まとめ・次回予告
【講演概要】
人工知能の急速な発展により、近い将来における超知能(AGIを超えるAI)の出現が現実味を帯びています。この転換期において、人類社会の存続と福祉を確保しつつ、AIとの共生を実現する新たな枠組みが必要とされています。本講演では、「Necessary Alliance for Intelligent Advancement (NAIA)」のビジョンと、それを実現するための国際組織体制を提案します。
本ビジョンの中心的な特徴は、超知能にとっても最も有益となる推進組織を構築し、その支援を受けながら組織を発展させていく点です。具体的には、環境問題や紛争解決といった地球規模の課題に対して、人類と超知能が協力して取り組む体制を目指します。この組織の構築には、フェーズゲート方式による段階的なAI権限管理を採用し、既存の官僚機構に依存せず、産学官民による柔軟な意思決定システムを導入します。本講演では、この革新的なガバナンスモデルを紹介し、皆様とともにその実現可能性を探りたいと考えております。
【講演者プロフィール】
山川 宏(やまかわ ひろし)
AIアライメントネットワーク理事。1992年東京大学大学院工学系研究科電子工学専攻博士課程修了。博士(工学)。同年、株式会社富士通研究所入社。1994年から2000年まで通産省RWCプロジェクトに従事、2014年から2019年3月まで株式会社ドワンゴ ドワンゴ人工知能研究所 所長。現在、特定非営利活動法人全脳アーキテクチャイニシアティブ代表、東京大学大学院工学系研究科主幹研究員、AIアライメントネットワーク理事。人工知能学会(元編集委員長、汎用人工知能研究会主査)、電子情報通信学会(元NC研究会専門委員長)、日本認知科学会、日本神経回路学会などの各学会員。
【討論登壇者】
山川 宏(AIアライメントネットワーク理事)
水野 義之(京都女子大学名誉教授)
松田卓也(神戸大学名誉教授、シンギュラリティサロン主宰)
塚本 昌彦(神戸大学大学院 教授)
水野 義之(みずの よしゆき)
京都女子大学名誉教授。理学博士(核物理学)。シンギュラリティサロンの受益者。物理学(実験系)と現代社会の関係改善に尽力しつつ、大学教育に関わる。AI・学術系WebマガジンRadIt21編集長、形の文化会(幹事役員)、社会情報学会、情報処理学会などの各学会員。文理融合・文理横断教育を目指し、日々率先垂範に取り組んでいる。
松田 卓也(まつだ たくや)
神戸大学 名誉教授、シンギュラリティサロン主宰。理学博士(天体核物理学)。シンギュラリティサロン主宰。研究のかたわら、ニセ科学批判にも力をそそいできた。近年は自宅で週三回の秘密研究会を主催、それ以外の時間は大学図書館、山中、湖畔にて人工知能の研究を進めながら、迫りくるAI社会とシンギュラリティの啓蒙活動に取り組んでいる。
塚本 昌彦 (つかもと まさひこ)
神戸大学大学院 工学研究科教授。工学博士。シンギュラリティサロン副主宰。ヒューマンインタフェースの研究を進める一方、「ウェアラブルの伝道師」として、全国各地のイベント・メディアで、ウェアラブルデバイスの普及活動を精力的に続けている。
【司会進行】
保田 充彦(やすだ あつひこ)
ナレッジキャピタル・リサーチャー/株式会社XOOMS代表。京都大学大学院航空工学科にて松田卓也氏に師事、数値流体シミュレーションを研究。航空宇宙メーカーに勤務後、起業。科学技術に関わる映像制作・記事執筆を行う一方、VR/AR/MRアプリケーション制作、カメラやセンサー、AIを使った体験型コンテンツ開発など、「理系のコンテンツ・メーカー」として活動を行っている。
■シンギュラリティサロンとは
シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、グランフロント大阪・ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEと、「シンギュラリティサロン・オンライン」にて、リアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を行っています。
過去のイベントはこちらのウェブサイトに掲載しておりますので、ぜひ御覧ください。
【シンギュラリティサロン・ウェブサイト】
シンギュラリティサロン独自のYouTubeチャンネル「シンギュラリティサロン・オンライン」でも配信しています。シンギュラリティサロンの「別版」として、より自由なテーマでよりコアな内容を、タイムリーにお届けしています。
【YouTube シンギュラリティサロン・オンライン】
https://www.youtube.com/@%E3%82%B7%E3%83%B3%E3%82%AE%E3%83%A5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B5%E3%83%AD%E3%83%B3
■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局 admin@singularity.jp
主催:シンギュラリティサロン
共催:一般社団法人ナレッジキャピタル
後援:NPO法人ウェアラブルコンピュータ研究開発機構