第1回シンギュラリティシンポジウム ①「主宰者挨拶」

この度第一回シンギュラリティシンポジウムを開催することになりました。

シンギュラリティサロンは、日本からシンギュラリティを起こそうということで大阪にて設立されました。世話人は私の他、神戸大学教授・塚本先生、Xooms保田氏、ブロードバンドタワー根本氏、Eyes, Japan山寺氏です。2014年WIRED若林さんとお会いしたのがきっかけで、2015年9月経産省も共催し、WIREDシンポジウムを開催することになりました。大変な反響がありました。

2015年1月に情報処理学会会誌(Vol.56 No.1通巻598号)で塚本先生がシンギュラリティ特集を組まれました。シンギュラリティサロンは2015年2月から毎月1回開催しており、24名➡36名➡100名そして今回の380名と拡大しています。8月からは東京でも開催しています。サロンでは私が日本のキーパーソンと思う方々を呼んで講演して頂いています。これまでの登壇者は私と塚本先生の後、一杉さん、白山さん、齊藤さん、山川さん、石黒さん、市瀬さん、光吉さん、高橋さん、栗原さん、井上さん、美馬さん、姫野さん、大林さんでした。ブロードバンドタワーの藤原洋会長や、ナレッジキャピタルに共催頂いています。また今回は、ナレッジキャピタルの昨年度イノベーションアワードでコト部門優秀賞を頂いた特典でこのシアターを借りることができました。

2014年松山での人工知能学会に呼ばれました。トランセンデンスという映画のプロモーション企画でした。そこで全脳アーキテクチャの山川さん、一杉さん、松尾さんにお目にかかり、シンギュラリティサロンの活動について開眼しました。

私にとって最大の発見は、このサロンで、「エクサスケールの衝撃」を出版された齊藤さんにお会いしたことです。齊藤さんは2015年7月27日「Changing the Game次世代スパコン開発からAGI開発へ」というタイトルで衝撃的な発表をされました。

その後のインタビューはWIREDのウェブサイトに掲載されています。また、保田さんが編集して下さり「人類を超えるAIは日本から生まれる」という書籍も出版されました。

本日はAIスクエアの石田さん、神戸大学の塚本先生、文科省の栗原さん、AIRの佐久間さん、そして、2度目の齊藤さんをお迎えしてそれぞれお話が伺えることを大変楽しみにしております。

AI2オープンイノベーション研究所所長/神戸大学名誉教授 松田卓也 

(報告:大久保香織)

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*講演資料: