シンギュラリティサロン#44 小林 秀章「「意識の謎に迫る」

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シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに向かう専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、2015年よりナレッジサロンを 会場に講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、SpringX超学校ONLINEから、リアルとバーチャルを横断する、新たなシンギュラリティサロンとして再始動しました。

今回の講演では、「セーラー服おじさん」こと小林秀章氏が、これまでシンギュラリティサロンに登壇した「意識研究者」の論点を振り返りながら、意識がいかに不思議なものであるか、そして、科学的視点からの意識へのアプローチにはどのようなものがあるかを解説します。続く座談会では、松田先生、塚本先生を交え、「意識の謎」をテーマにさらに議論を深めます。

■開催日時と申込み

【日時】11月14日(土)13:30 – 15:30

【方法】YouTube Liveでのオンライン配信
※チケット申し込み後に、Peatixから、イベント視聴ページへのリンクが参加者に届きます。

【参加費】 無料

【定員】300名(暫定)

【参加申込み締切り】11月14日(土) 12:30

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:35 ご挨拶(一般社団法人ナレッジキャピタル 松川泰氏)

13:35 – 14:15 講演 「意識の謎に科学からどう迫るか」

【講師】小林 秀章 氏(「セーラー服おじさん」)

【概要】
朝、目が覚めると、あたりまえに意識がある。しかし、よくよく考えると、あたりまえどころではなく、とてつもなく不思議なことだと気づかされる。

我々の脳や身体といえども物質であることに違いはない。元をただせば、スーパーで売っている食材と、吸った空気とでできている。そこらにいくらでもある平凡な原子や分子がある特別な配置をもって構成されているのが我々ヒトである。

物質であってみれば、物理法則に厳密にしたがうはずである。いわば、機械のようにしか動作しえないはずである。そんなところに意識が宿り、昼飯に何を食おうかなどど思いめぐらしているとは、たいへん不思議ではないか。ならば、コンピュータのような人工物の上に意識が宿ってもおかしくないのではないか。そのあたりに根源的な問いが見え隠れする。

意識の謎は、本来、物理学や数学で解かれてしかるべきものだ。しかし、現時点の到達レベルからすると、科学と意識は、とてもじゃないが、整合しない。意識はまるで超常現象だ。

今回は、まず前半で、意識がいかに不思議なものであるかを整理して述べたい。後半では、現時点で、科学的視点からの意識へのアプローチにどのようなものがあるかを概観したい。

シンギュラリティサロンは設立から 5年半になるが、これまで数々の意識研究者が登壇されている。要点を振り返ってみたい。さらに、最近の話題を取り上げたい。

14:15 – 15:30 座談会 「意識の謎にさらに迫る」

【登壇者】小林 秀章氏(「セーラー服おじさん」)、松田 卓也氏(神戸大学 名誉教授)、塚本 昌彦氏(神戸大学大学院工学研究科 教授)

【概要】
普段は意識しないのに、意識すればするほど、わからなくなる「意識」。意識は何に宿るのか?人工意識は実現できるか?意識なき超知能はあり得るか?意識をもった機械は人類と平和的に共存できるか?など、意識をめぐる議論を通じて、「意識の本質」に迫っていきます。

(座談会の最後には視聴者からの質問に答える、Q&Aコーナーも設ける予定です。)

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

主催

シンギュラリティサロン

共催

株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル