講演
2018/12/01
13:30-15:00 講演: 「人工痛覚回路はシンギュラリティか?」
15:00-15:30 自由討論
講師
浅田 稔 (大阪大学大学院工学研究科 教授)
定員 100名(先着順・入場料無料)
講演概要
近年の深層学習に代表される人工知能の興隆はめざましく, 人間のあらゆる能力を超えていく勢いである.しかしながら, BigData, GPGPUに代表される巨大なデータ量と莫大な計算資源の支援が必要で, 量で圧倒する力づくの感がある.これに対し,人間は,エネルギー効率( これは他の種と共有)がよいばかりでなく,量と異なる質の問題,すなわち「心」 の課題をもっており,身体性や社会性が大きなカギであり. 現状の深層学習が不得意な部分である.本講演では,人工システムに痛覚回路を埋め込むことで, 痛みの感覚,他者の痛みへの共感,さらにモラル, 倫理感へと発展する思考実験を検討し,来るべき共生社会のありかたを議論する.
主催
シンギュラリティサロン
共催
株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル