シンギュラリティサロン#74「大規模言語モデルは言葉の意味を理解しているのか?」

本編:

アフターサロン
(近日公開)

「ChatGPT」は、2022年11年に OpenAI がリリースしたテキスト生成 AI で、あたかも人間を相手にしているかのような自然な会話ができること で注目を集めました。膨大なパラメータ数からなる深層ニューラルネットワ ークに巨大なコーパス (文例集) をデータとして与え、膨大な計算を実行することで、この AI は自然言語を取り扱う能力を獲得しました。このような仕組みを「大規模言語モデル (Large Language Model; LLM)」といいます。

実際にLLMと会話してみると、「おっ、この相手は言葉の意味をちゃんと理解しておるな 」と思わされます。「木の葉が揺れているけど、なぜでしょう?」と聞 けば、「風が吹いているからでしょう」と答えてくれます。だけど、ほん とうのところはどうなのでしょう? われわれが頭で考えるのと同じように、LLM も言葉の意味を理解し、思考することによって答えをひねり出している のでしょうか?

正解は今のところ誰にもわかっていません。なぜ言葉の意味を理解したかのように振る舞えるのかは、AI 研究者たちの間でも意見が別れています。

今回は、シンギュラリティサロンのレギュラーメンバーの間でも意見がわかれているこの謎を取り上げ、「今わかっていること」をふまえながら議論します。

■開催日時と申込み

【日時】右参照

【方法】YouTubeLiveでのオンライン配信
※視聴URLは、申し込みいただいた方に返信メールにてご連絡します。

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:40 「いつもの雑談」と今回のテーマの紹介

13:40 – 14:40 講演

■講演1:「LLMは言葉の意味を理解していない」 小林秀章 a.k.a. ”セーラー服おじさん”
今回の全体テーマは「大規模言語モデル (LLM) は言葉の意味を理解しているか」である。まず、この問い自体について、掘り下げて整理し、いったい何を問うているのか、本質を明確化したい。この問いは、「LLM は内部に「世界モデル」の機能を備えたか」と言い換えてもよかろう。
われわれ人間は、言語習得以前から、内部に世界モデルを備えているので、それに慣れすぎていて、学習前には世界モデルを備えていない LLM の身になって考えるには、反実仮想的な発想の転換が必要であることを注意喚起する。LLM に課せられたタスクは、人間にはとうていこなせるものではなく、想像が及びづらい。それを踏まえた上で、「LLM は言葉の意味を理解していないと考えるのが自然であろう」と主張する私の立場について説明したい。正解が判明していない以上、逆の立場を完全に否定することはできないが、理解しているとするのは、かなり特殊な主張のようにみえる。「開けた覚えもない扉が勝手に開いとるぞ」。AI はもはや囲いの中でおとなしくしてはいない、と言いたいのか?

■講演2:「LLMは言葉の意味を理解している」  松田 卓也(神戸大学 名誉教授)

普段からChatGPTのような大規模言語モデル(LLM)を頻繁に使っている身からの体験的な印象では、これらは極めて頭がよく、言葉の意味をよく理解していると考えざるを得ない。並の人間より圧倒的に優れている。しかしLLMが言葉の意味を理解しているかどうかに関しては、学会のコンセンサスは取れていない。なぜならLLMの基礎理論が分かっていないからだ。欧米の人工知能関係者の意見を見ると、ヒントン、ベンジオ、サスケバー、ウルフラム、チャーマーズのような大物は、理解している派である。ひとりヤン・ルカンのみが、大物としては理解していない派である。というわけで、真の専門家では理解している派が多いと感じる。理解していない派は、どちらかというと周辺部分の研究者と素人である。私はLLMの動きの理解には物理学の知識が必要であると感じる。単語の羅列である文章に意味が創発するのは、第二種の相転移である。これはカオスの縁とも呼ばれる現象と関連しており、生物の本質でもある。

■講演3:「LLMが言葉の意味を理解しているかは理解の定義による」 塚本 昌彦 (神戸大学大学院 工学研究科 教授)

「理解」とは何か。人間の理解に関しては、哲学、脳科学、 心理学、生理学、 教育学などの様々な分野で長年にわたり研究されており、 多岐にわたる現象と機能の解明がなされてきた。 この人間に対する「理解」をAIに適用する場合、 どの側面を捉えるかによってその有無に対する答えが変わる。 すなわち、否定派はより人間的、 肯定派はより機械的な側面を捉える。 その場合両者は異なる側面において否定及び肯定しているもので、 内容的に矛盾しないのに表層的に対立するという愚かな状況となり がちである。まずはAIに適用しうる「理解」 のさまざまな定義を列挙し、 次にそれぞれについて人間とAIを比較していくことこそ、 両者の「理解」の「理解」にとって有用なのではないか。

14:40 – 15:25 議論「大規模言語モデルは言葉の意味を理解しているのか?」

【登壇者】松田卓也、塚本 昌彦、小林 秀章 (セーラー服おじさん)
【進行】保田充彦 ナレッジキャピタル・リサーチャー/株式会社XOOMS代表

15:25 – 15:30 まとめ・次回予告など

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、グランフロント大阪・ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を行っています。

過去のイベントはこちらのウェブサイトに掲載しておりますので、ぜひ御覧ください。

【シンギュラリティサロン・ウェブサイト】

「シンギュラリティサロン」について

シンギュラリティサロン独自のYouTubeチャンネル「シンギュラリティサロン・オンライン」でも配信しています。シンギュラリティサロンの「別版」として、より自由なテーマでよりコアな内容を、タイムリーにお届けしています。

【YouTube シンギュラリティサロン・オンライン】
https://www.youtube.com/@user-cf7md9zf9s/

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

主催

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株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル

シンギュラリティサロン#73  「2023年上半期 AIニュース・ベスト5+α」

本編:

アフターサロン

今回は、恒例となりました「AIニュース・ベスト5+α」の2023年上半期版をお届けします!

AIの発展はますます加速し、メディアでもAIに関する話題が伝えられない日はありません。とりわけ最近は、ChatGPTに代表される「生成AI」が大きな注目を集め、テクノロジーの進歩だけでなく、私たちの社会に大きな影響を及ぼしつつあります。

そんなAIの加速度的な発展の中で、2023年上半期で特に重要だと思うAIニュースを選び、シンギュラリティサロン・コアメンバーの視点から解説を加えます。今年前半を振り返るシンギュラリティサロンをぜひご視聴ください。

 
■開催日時と申込み

【日時】
2023年7月23日(日) 13:30-15:30

【方法】YouTubeLiveでのオンライン配信

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:40 冒頭挨拶と「いつもの雑談」

13:40 – 15:25  2023年 上半期AIニュース ベスト5+α

【登壇者】松田卓也、塚本 昌彦、小林 秀章 (セーラー服おじさん)、保田充彦

15:25 –  15:30 まとめ・次回予告など

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、グランフロント大阪・ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を行っています。

過去のイベントはこちらのウェブサイトに掲載しておりますので、ぜひ御覧ください。

【シンギュラリティサロン・ウェブサイト】

「シンギュラリティサロン」について

シンギュラリティサロン独自のYouTubeチャンネル「シンギュラリティサロン・オンライン」でも配信を開始しました。「シンギュラリティサロン・オンライン」では、シンギュラリティサロンの「オルターナティブ」な場として、より「コア」で「自由」なテーマ・内容をお届けしています。従来のイベント形式のほか、さまざまな話題をとりあげた短いクリップも配信しています。ぜひご覧ください。

【YouTube シンギュラリティサロン・オンライン】
https://www.youtube.com/@user-cf7md9zf9s/

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

 
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シンギュラリティサロン#72@SpringX  「生成AIは私たちの社会をどう変えるか? ~生成AIの近未来風景」

本編:
https://www.youtube.com/live/cUdcGrmXpWw

SpringXイベントページ:
https://kc-i.jp/activity/chogakko/singularity/202306/detail20230618.php

アフターサロン

「生成AI(ジェネレーティブAI)」が今、急速に発展していま す。ChatGPTに代表される対話型AIや、Midjourn ey・Stable Diffusionなどの画像生成AIなどの生成AIアプリケー ションが一般人でも使えるようになり、さまざまな分野でAIへの 「期待と脅威」が論じられながら、一部の領域ではこれまでのやり 方に実際に変化が現れ始めています。

今回のシンギュラリティサロンでは、昨今急速に拡大しつつある生 成AI技術とその可能性について、具体的な事例を交えて紹介し、 それぞれの分野の近未来の姿を予想します。そして、これまで議論 してきた「シンギュラリティへの道」の未来予測を、さらにアップ デートしてみたいと思います。

■開催日時と申込み

【日時】 2023年6月18日(日)

【方法】YouTube Liveでのオンライン配信
※視聴URL:https://www.youtube.com/live/cUdcGrmXpWw

※SpringXイベントページ:https://kc-i.jp/activity/chogakko/singularity/202306/detail20230618.php

【参加費】 無料

【定員】なし

※本イベントは、上のリンクから誰でもご視聴いただけますが、Peatixチケットの申込みをいただいた方には、本イベントのリマインダーや今後のシンギュラリティサロンのご案内をお届けしますので、できればご登録をお願いします。

また、SpreingXメンバーに登録(https://kc-i.jp/springxform  無料)いただければ、シンギュラリティサロン以外に、SpringX主催の講義・イベントのご案内をSpringX事務局からお届けします。こちらもこの機会にぜひご登録ください!

■タイムスケジュールと概要

【開催日時】6月18日(日)13:30~15:30

【参加費】無料

【講師】松田 卓也 氏(神戸大学 名誉教授)
塚本 昌彦 氏(神戸大学大学院 工学研究科 教授)
小林 秀章 氏(「セーラー服おじさん」)
保田 充彦 氏(ナレッジキャピタル・リサーチャー/株式会社XOOMS代表 )

13:30 – 13:40 ご挨拶と雑談(全員)

13:40 – 14:40 第1部:講演

「LLM(大規模言語モデル)による科学研究の爆発的進歩の予感 」 松田卓也

「ChatGPTのモバイル・スマートグラスでの利用」 塚本昌彦

「生成 AI の根本原理とは? ~ 高次元ワールドは呪われているか?」 小林秀章

「画像生成AIと『クリエイティブ革命』」 保田充彦

14:40 – 15:25 第2部:ディスカッション
「生成AIは私たちの社会をどう変えるか?~生成AIからシンギ ュラリティへ」

 松田卓也 ・塚本昌彦 ・小林秀章 ・保田充彦

(座談会では視聴者からのご質問にもできるだけお答えしようと思います。質問・コメントはYouTubeLiveのチャット欄へお願いします)

15:25 – 15:30 まとめと次回予告

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、SpringX超学校ONLINEで、リアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

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シンギュラリティサロン#71「『ChatGPT社会』の到来〜これからの生成AIとのつきあい方」

本編
https://www.youtube.com/live/Y6bJQZkkUX8?feature=share

アフターサロン

今回のシンギュラリティサロンは、前回に引き続き、「ChatGPT/GPT-4」をはじめとする生成AIについて議論したいと思います。

今、急速に発展・普及している「対話型AI」。その代表であるChatGPT(GPT-4)にフォーカスし、対話型生成AI技術の発展の経緯と現在までの成果と「近未来に実現できそうなこと」について、シンギュラリティサロンのコアメンバーがそれぞれの視点で論じます。そして、生成AIがさらに発展した先にある、近未来の社会の姿を議論したいと思います。

■開催日時と申込み

【日時】2023/05/21 (日)
13:30 – 15:30 JST

【方法】YouTubeLiveでのオンライン配信
※視聴URLは、申し込みいただいた方に返信メールにてご連絡します。

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:40 冒頭挨拶と「いつもの雑談」

13:40 – 14:40 講演(X3)

□ 講演1(30分) 「ChatGPTが開く新世界」松田卓也(神戸大学名誉教授、シンギュラリティサロン主宰)

ChatGPTが2022年11月30日に発表され、 2023年3月にはChatGPTのエンジンがGPT- 4にバージョンアップされた。 これはシンギュラリティ革命の始まりを告げる事件である。 本講演ではまずChatGPTに至るAIの歴史、 現状のChatGPTやBing, BardなどのLLMの能力と有効な使い方を述べる。 使ってみての経験では、 これらの言語モデルは現状でもすでに並みの人間の知的能力を遥か に凌駕する一種の超知能であると感じる。つまりプレ・ シンギュラリティは突破した。 しかし一方では幻覚のような問題点もあり、 まだ完全なものとは言えない。 しかし最近のAIの爆発的な進歩を見ると、 これらの欠点は早晩改善されるであろう。 今後の大きな問題はAIが自律性を備えるか、 自己改良ができるかという点であろう。 自律性に関しては既にAutoGPTやBabyAGIのような試 みがある。自己改良ができると知能爆発が起きて、 真のシンギュラリティに突入する。 自己改良に関しては今後の問題であるが、 現状のLLMのコーディング能力を見るとあなどれない。 1年後の世界がどのようになるかすら全く予想できない時代に我々 は住んでいる。

□ 講演2(15分) 「ChatGPT vs メタバース・スマートグラス」塚本昌彦 (神戸大学大学院工学研究科 教授)

□ 講演3(15分) 「ChatGPT の背後にある高次元意味空間とは?」小林 秀章(セーラー服おじさん)

生成系 AI がうまく機能している要因のひとつとして、言葉や画像の意味を高次元のベクトルで表現している点が挙げられる。意味空間におい ては、意味の近い 2 つの文章や画像が空間上でもご近所に配置されている。
高次元である点がミソで、いろいろな部分空間、つまりは切り口へ投影すれば、近くなったり遠くなったりする。この部分空間が「観点」を表す。しかし一方、3 次元空間に暮らしているわれわれ人間にとって、高次元空間は感覚的に把握するのが困難である。高次元空間は、意 外なほどスカスカだ。そのスカスカ感を間接的にでも垣間見たい。

14:40 – 15:25 討論 「『ChatGPT社会』の到来 〜 私たちは生成AIとどうつきあうのか」

【登壇者】松田卓也、塚本 昌彦、小林 秀章 (セーラー服おじさん)

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

15:25 – 15:30 まとめ・次回予告

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、グランフロント大阪・ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を行っています。

シンギュラリティサロン独自のYouTubeチャンネル「シンギュラリティサロン・オンライン」でも配信を開始しました。「シンギュラリティサロン・オンライン」では、シンギュラリティサロンの「オルターナティブ」な場として、より「コア」で「自由」なテーマ・内容をお届けしています。従来のイベント形式のほか、さまざまな話題をとりあげた短いクリップも配信しています。ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/@user-cf7md9zf9s/

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

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シンギュラリティサロン#70「GTP-4の衝撃 〜 生成AIは私たちに何をもたらすのか」

本編

https://www.youtube.com/live/hYAsaV3LqFw

アフターサロン

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

今回は、今、巷で話題の「GPT-4」について様々な角度から議論したいと思います。シンギュラリティサロンのコア・メンバーである、松田・塚本・小林(セーラー服おじさん)・保田それぞれが、GPT-4を中心に、昨今の生成AIやそれらの共通基盤である大規模言語モデルについて「気になる点」「注目すべきこと」を述べ、メンバー全員で多面的に議論する予定です。

文字通り「日々」進化するAIについて最新の話題や情報をふまえながら、この革新的な技術がこの先どう発展していくのか、そして、それらが私たちの社会にどんな影響をおよぼすのかを、みなさんとともに探っていきたいと思います。

■開催日時と申込み

【日時】右参照

【方法】YouTubeLiveでのオンライン配信
※視聴URLは、申し込みいただいた方に返信メールにてご連絡します。

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:40 冒頭挨拶と「いつもの雑談」

13:40 – 14:20 ミニ講演(X4)

□ ミニ講演1 「GPT-4がもたらす産業革命」松田卓也(神戸大学名誉教授、シンギュラリティサロン主宰)

□ ミニ講演2 「GPT-4がもたらす生活変革」塚本昌彦 (神戸大学大学院工学研究科 教授)

□ ミニ講演3 「GPT-4 の『笑』劇 ― API 呼び出しは超簡単! ―」小林 秀章(セーラー服おじさん)

□ ミニ講演4 「GPT-4と生成AIで変わる『クリエイティブ』」 保田 充彦(株式会社ズームス代表)

14:20 – 15:25 討論 「GPT-4の衝撃〜生成AIは私たちに何をもたらすのか」

【登壇者】松田卓也、塚本 昌彦、小林 秀章 (セーラー服おじさん)

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

15:25 – 15:30 まとめ・次回予告

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、グランフロント大阪・ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を行っています。

シンギュラリティサロン独自のYouTubeチャンネル「シンギュラリティサロン・オンライン」でも配信を開始しました。「シンギュラリティサロン・オンライン」では、シンギュラリティサロンの「オルターナティブ」な場として、より「コア」で「自由」なテーマ・内容をお届けしています。従来のイベント形式のほか、さまざまな話題をとりあげた短いクリップも配信しています。ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/@user-cf7md9zf9s/

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

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シンギュラリティサロン#69 「ニセ科学問題を考える」

SpringX超学校オンライン
https://kc-i.jp/activity/chogakko/singularity/202303/detail20230312.php

YouTube
https://www.youtube.com/live/iGlUFRuV3ys

アフターサロン

今回のシンギュラリティサロンのテーマは「ニセ科学問題」です。

疑似科学、いわゆる「ニセ科学」は古くから存在しましたが、近年のインターネット・SNSの発展によって、誰もが大量の人に情報を届けられるようになったことで、より大きな問題となっています。さらに昨今のAIの進展は「本物のような偽情報」を作り出すことも可能にし、「ニセ科学問題」にあらたな問題を提起しています。

そのような状況の中、「ニセ科学問題」の第一人者である菊池誠氏を講師にお招きし、「ニセ科学とは何か?」、そして「AI時代の『ニセ科学問題』」について議論したいと思います。

第1部:講演 菊池 誠 氏
第2部:座談会 菊池 誠 氏・松田 卓也 氏・塚本 昌彦 氏・小林 秀章 氏 / 質疑応答

■開催日時と申込み

【日時】 2023/03/12 (日)13:30 – 15:30 JST

【方法】 YouTube Liveでのオンライン配信
※視聴URL:https://www.youtube.com/live/iGlUFRuV3ys

※SpringXイベントページ:https://kc-i.jp/activity/chogakko/singularity/202303/detail20230312.php

【参加費】 無料

【定員】なし

※本イベントは、上のリンクから誰でもご視聴いただけますが、Peatixチケットの申込みをいただいた方には、本イベントのリマインダーや今後のシンギュラリティサロンのご案内をお届けしますので、できればご登録をお願いします。

また、SpreingXメンバーに登録(https://kc-i.jp/springxform  無料)いただければ、シンギュラリティサロン以外に、SpringX主催の講義・イベントのご案内をSpringX事務局からお届けします。こちらもこの機会にぜひご登録ください!

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:40 ご挨拶と雑談(全員)

13:40 – 14:40 講演 「ニセ科学問題を考える」 
   【講師】菊池 誠 氏 (大阪大学サイバーメディアセンター 教授)

ニセ科学とは「科学を装っているが、科学ではないもの」を大雑把に総称する言葉です。ニセ科学は身の回りに多くあり、それらとどのようにつきあっていくかは、一般市民にとっても科学者にとっても重要な問題でしょう。今回はニセ科学問題をどう考えていくかの一部なりとも議論してみます。

講師プロフィール
菊池 誠 氏
大阪大学サイバーメディアセンター 教授

東北大学大学院理学研究科物理学専攻修了(理学博士)。大阪大学理学部助手などを経て、現在は大阪大学サイバーメディアセンター教授。専門は統計物理学・生物物理学・計算物理学。著書に『科学と神秘のあいだ』『いちから聞きたい放射線のほんとう』(共著)

14:40 – 15:25 座談会 「AIは『ニセ科学問題』にとってプラスかマイナスか?(仮)」

【登壇者】菊地 誠氏、松田 卓也氏(神戸大学 名誉教授)・塚本昌彦氏(神戸大学教授)・小林 秀章 氏(セーラー服おじさん)

(座談会では視聴者からのご質問にもできるだけお答えしようと思います。質問・コメントはYouTubeLiveのチャット欄へお願いします)

15:25 – 15:30 まとめと次回予告

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、SpringX超学校ONLINEで、リアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

主催

シンギュラリティサロン

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■「超学校ONLINE」とは■

科学、芸術、文化、ビジネスなど、 さまざまな分野の第一線で活躍するスペシャリストから「 本物の知」を学び、ともに考え、対話するプログラムで、 これから何か行動を起こしていきたいと考えるすべての世代の方に 向けて、感性を磨く学びをご提供します。

「超学校ONLINE」 は実践的な学びとスタートアップ支援のための施設「Spring X」のプログラムです。受講の際は「SpringX」 のメンバー登録が必要です。ぜひご登録ください。

↓↓↓■「SpringX」メンバー登録(無料)募集中!■↓↓ ↓

URL: https://kc-i.jp/springxform

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「SpringX」について

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2020年6月29日、 実践的な学びとスタートアップサポートの場「SpringX( スプリングエックス)」 がナレッジキャピタルの新施設としてオープンしました。

「SpringX」は、開業7周年を迎えたナレッジキャピタルが 開設した新施設であり、「超学校」や「対流ポット」など、 未就学児童から大人まで幅広い年齢の方が「 社会を動かす新たなアイデア」を生み出す力を養うことができる、 さまざまなプログラムを実施いたします。

プログラム開催時以外は、カフェ&バーとしてご利用いただけます 。

SpringXをご利用いただくには、メンバー登録(無料)が必要となります。

ぜひご登録ください。

▼メンバー登録(無料)はこちら▼

https://kc-i.jp/springxform

▼「SpringX」の詳細はこちら▼

https://kc-i.jp/facilities/springx/

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シンギュラリティサロン#68「AIは人類社会に革命をおこすのか 〜 OpenAI CEO サム・アルトマン氏の未来予測について考える」

本編

アフターサロン

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

今回は、昨年9月、”The Intelligent Future”でおこなわれた、OpenAI CEO、サム・アルトマン氏へのインタビュー(*1)をとりあげ、アルトマン氏が語っているAIの未来予測について議論します。DALL-E2やGPT-3/ChatGPTなど、世界に衝撃を与え続けてきたOpenAIのトップは、近未来のAIの発展をどう見ているのでしょうか。それは私たちの社会にどんな影響をおよぼすのでしょうか。

ゲストに水野義之氏をお迎えし、シンギュラリティサロンのコアメンバーと、これからのAI社会について考えます。

(*1) “OpenAI CEO Sam Altman | AI for the Next Era” https://youtu.be/WHoWGNQRXb0

■開催日時と申込み

【日時】右参照

【方法】YouTubeLiveでのオンライン配信
※視聴URLは、申し込みいただいた方に返信メールにてご連絡します。

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:35 冒頭挨拶と「いつもの雑談」

13:35 – 14:35 講演

□ 講演1 「5年後、知能のコストがほぼゼロに― Sam Altman 氏 (OpenAI CEO) の予想について ―」小林 秀章 氏(セーラー服おじさん)

37歳の若さで OpenAI の CEO を務める Sam Altman 氏は、大規模自然言語モデルを活用して医療サービスや教育サービスを展開するスタートアップが、今後、百兆円規模にまで急成長すると予想している。つまり、AI の手法を研究開発して API 提供するプレイヤーと、それを呼び出す上位の プログラムを書いてビジネスに活用するプレイヤーとがタッグを組むことで 知能のコストがほぼゼロになり、産業・ビジネスのあり方に劇的な変化を もたらし、社会や生活にも影響を及ぼす可能性がある。

※参考動画:
– シンギュラリティサロン「OpenAI CEO Sam Altman氏のインタビュー動画について」
– “OpenAI CEO Sam Altman | AI for the Next Era”

□ 講演2 「AIは人類社会に革命を起こすと思うが故に〜「人間知能」とは何だろうか」
      水野義之氏 (関西外国語大学 外国語学部 教授、京都女子大学名誉教授)

「人工知能」(AI) について考える時、そもそも「人間知能」とは何だったのか、という問いを考えざるを得ない。「AIは人類社会に革命を起こす」と私も思うが、これは「人間知能」の謎がますます深まることを意味する。Google/DeepMind社のデミス・ハサビス氏は講演 “Human AI is Decades Away,But We Need to Start the Debate Now”(2015年)の中で 、AI研究の究極の目的の、さらに先、についても言及している。彼は「宇宙で最も深淵な謎」と題したスライドの中で、こう述べる:”By building AI and comparing it to the mind we may unlock its mysteries. To truly find the Theory of Everything we may have to Solve Intelligence first.” そこでこの講演では、「人間知能」の謎を前提に、文系的なヒューマニズム(人間中心主義)を横目で見ながら、「AIは人類社会に革命を起こすと思うが故に」、「人間知能」とは何かという古典的な問題について、再考を試みたい。

水野義之氏プロフィール
1953年 岐阜県生まれ
1977年 京都大学理学部物理系学科卒業
1982年 東北大学大学院理学研究科博士課程修了
1982-1990年 海外ポスドク4か所7年半(主な職歴は以下の通り)
 1982-1984:フランス、サックレー原子力研究所、基礎科 学研究所、
 1984-1986:西ドイツ、ハイデルベルグ、マックスプラン ク原子核研究所、
 1986-1989:西ドイツ、ハイデルベルグ大学、物理学研究 所
1990年 大阪大学核物理研究センター助教授
1999年 京都女子大学教授(2000年より現代社会学部教授)
2019年 京都女子大学名誉教授
2021年 関西外国語大学客員教授
2022年 関西外国語大学外国語学部教授
2023年度より関西外国語大学「英語・デジタルコミュニケーシ ョン学科」学科長(就任予定)

専門は物理学(核物理学、素粒子物理学、放射線計測学など)
ならびに情報学(情報教育、社会情報学など)。

□ 講演3 「我々はAI神の出現をみつつあるのか?」 松田 卓也氏(神戸大学 名誉教授)

ChatGPTをはじめとする巨大言語モデルの進歩は爆発的である。ChatGPTに対しては批判も多いが、その頭の回転の速さと知識量において、現在でもいかなる人間をも超えている。ほとんど半分、神のごとき存在、つまり半神である。これが真のAI神に成長するかは、今後の展開を待たねばならない。良くも悪くも社会に巨大な変化をもたらすであろう。

14:35 – 15:25 討論 「AIは人類社会に革命をおこすのか 〜 OpenAI CEO サム・アルトマン氏の未来予測について考える」

【登壇者】松田卓也氏、水野義之氏、塚本 昌彦氏(神戸大学大学院工学研究科 教授)、小林 秀章 氏(セーラー服おじさん)

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

15:25 – 15:30 まとめ・次回予告

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を行っています。

また、シンギュラリティサロン独自のYouTubeチャンネル「シンギュラリティサロン・オンライン」でも配信を開始しました。「シンギュラリティサロン・オンライン」では、これまでのシンギュラリティサロンの方向性を踏襲しつつ、さらに「コア」で「自由」なテーマ・内容でお届けしています。従来のイベント形式のほか、様々な話題を短いクリップでも配信しています。ぜひご覧ください。
https://www.youtube.com/@user-cf7md9zf9s/

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

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株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル

シンギュラリティサロン#67「2022年下半期AIニュース・ベスト5(+α)」

本編

アフターサロン

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

今回は、今年7月に行いました「2022年上半期AIニュース・ベスト5(+α)!」に引き続き、2022年下半期のAIニュースを選りすぐってお届けします。

「+α」と加えたのは、最近のAI技術の動向を見るに、どうも「5大ニュース」では収まらない予感がするため。上半期も活気と熱気に溢れていますが、下半期はさらにヒートアップ。まさに「収穫加速の法則」を体感する日々です。

特別ゲストに、意識のアップロードなどの研究に取り組んでいる渡邉正峰(わたなべまさたか)東京大学工学研究科准教授をお迎えし、ホットでディープな、最新情報満載のシンギュラリティサロンになると思いますので、ぜひライブでご参加ください!

■開催日時と申込み

【日時】2022年12月25日(日)

【方法】YouTubeLiveでのオンライン配信

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:35 冒頭挨拶と「雑談」

13:35 – 15:25 2022年下半期AIニュース・ベスト5(+α)

【登壇者】松田 卓也氏(神戸大学 名誉教授)・塚本 昌彦氏(神戸大学大学院工学研究科 教授)・ 小林 秀章 氏(セーラー服おじさん)

【特別ゲスト】渡邉 正峰(わたなべ まさたか)(東京大学大学院工学系研究科 准教授、独 Max Planck Institute for Biological Cybernetics グループリーダー、株式会社 MinD in a Device 共同創業者 技術顧問)

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

15:25 – 15:30 まとめ・次回予告

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。こちらの「シンギュラリティサロン・オンライン(ZOOM)」は、従来のシンギュラリティサロンのテイストを踏襲し、「SpringX超学校ONLINE」よりも、高度で「コア」なテーマの講演と座談会をお届けします。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

主催

シンギュラリティサロン

共催

株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル

シンギュラリティサロン#66「2045年問題」再考 〜AIは人類を超えるのか?〜

SpringX超学校オンライン
https://kc-i.jp/activity/chogakko/singularity/202212/detail20221210.php

YouTube

予告編

シンギュラリティサロン主宰・松田卓也神戸大学名教授の「2045年問題」が発刊されたのは2012年の末。松田氏はこの本で、当時、一般にはほとんど知られていなかった「シンギュラリティ」という言葉に光をあて、コンピュータ(AI)の知能が全人類の知能を上回るという大胆な未来予測を世に問いました。

それから10年が経ち、「シンギュラリティ」は単なる「絵空事」や「SF」から、現実的な未来予測へと変わりつつあります。特にここ数年(今年?)のAI技術の進歩はすさまじく、日々、新しい技術が発表され、「AIにできること」は加速度的に増加し、「人間にしかできないこと」が加速度的に減少しているように見えます。

今回のシンギュラリティサロンは、「シンギュラリティ」の啓蒙書とも言える松田氏の「2045年問題」を、現時点の知見をもとに再考し、これから人類が進むべき「シンギュラリティへの道」についての未来予測をアップデートします。

■開催日時と申込み

【日時】 2022年12月10日(土) 13:30-15:30

【方法】YouTube Liveでのオンライン配信
※視聴URL:https://youtu.be/c5ve_Uuh_wY

※SpringXイベントページ:https://kc-i.jp/activity/chogakko/singularity/202212/detail20221210.php

【参加費】 無料

【定員】なし

※本イベントは、上のリンクから誰でもご視聴いただけますが、Peatixチケットの申込みをいただいた方には、本イベントのリマインダーや今後のシンギュラリティサロンのご案内をお届けしますので、できればご登録をお願いします。

また、SpreingXメンバーに登録(https://kc-i.jp/springxform  無料)いただければ、シンギュラリティサロン以外に、SpringX主催の講義・イベントのご案内をSpringX事務局からお届けします。こちらもこの機会にぜひご登録ください!

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:40 主旨と概要(全員)

13:40 – 14:10 講演1 「『2045年問題』の功罪」 塚本 昌彦 (神戸大学教授、シンギュラリティサロン副主宰)

10年前に出版された『2045年問題』は、当時国内ではまだあまり知られていなかった「シンギュラリティ」の概念を一気に広めた。発刊からちょうど10年たった今、この本を改めて読み返し、内容の妥当性と功罪について論じる。

14:10 – 14:40 講演2 「『2045年問題』を振り返る」 松田 卓也 氏(神戸大学名誉教授、シンギュラリティサロン主宰)

私が「2045年問題」 を執筆した当時はシンギュラリティはまだ夢物語、 SFみたいなものであった。 だからいろんな想像を逞しくすることができた。 しかしあれから10年、2022年になり、 巨大言語モデルと画像生成AIという人工知能が爆発的進歩を遂げ ている。 指数関数的に技術が進歩するというシンギュラリティの定義に鑑み れば、 今はまさにシンギュラリティ時代の幕開けであるということもでき る。今後、世界がどのように変貌していくかを妄想したい。

14:40 – 15:25 座談会 「『2045年問題』をアップデートする:人類が進むべき「シンギュラリティへの道」はどうなるのか?」

【登壇者】松田 卓也氏(神戸大学 名誉教授)・塚本昌彦氏(神戸大学教授)・小林 秀章 氏(セーラー服おじさん)

(座談会では視聴者からのご質問にもできるだけお答えしようと思います。質問・コメントはYouTubeLiveのチャット欄へお願いします)

15:25 – 15:30 まとめと次回予告

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、SpringX超学校ONLINEで、リアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

主催

シンギュラリティサロン

共催

株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル

シンギュラリティサロン#65「マルチモーダルな予測に基づく発達的な統合認知システムに向けて ~世界モデルから記号創発システムまで~」

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

今回のシンギュラリティサロンは、立命館大学情報理工学部情報理工学科教授の谷口忠大氏をお迎えし、谷口さんが研究されてきた「マルチモーダルな発達的な統合認知システム」と、自律的で発達的な知能を生み出す研究についてお話いただきます。

■開催日時と申込み

【日時】 2022年11月12日(土) 13:30 – 15:30

【方法】YouTubeLiveでのオンライン配信
※視聴URLは、申し込みいただいた方に返信メールにてご連絡します。

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:40 冒頭挨拶と講師紹介

13:40 – 14:40 講演 「マルチモーダルな予測に基づく発達的な統合認知システムに向けて ~世界モデルから記号創発システムまで~」 

【概要】
人間は予測を通して世界をモデル化し、予測を通して行動を生み出す。近年、人工知能分野において深層生成モデルに基づく世界モデルが注目されているが、それは講演者らが記号創発ロボティクスの研究で行ってきた確率的生成モデルに基づくマルチモーダルな認知システム構築とある意味で連続的な側面がある。本講演ではこの考え方に基づきつつ、発達的な統合認知システムを生み出していくためのアプローチに関して紹介する。これには自由エネルギー原理や予測符号化といった概念が関係する。加えてその延長線上に社会における記号系の創発を議論する、記号創発システムの考え方に関して紹介する。具体的に講演者らが近年提案しているメトロポリスヘイスティングス名付けゲームに基づく記号創発の集合的予測符号化としての解釈に関して紹介する。さらに講演者が出版した「僕とアリスの夏物語 人工知能のその先へ」(2022/1)の内容について触れ、自律的で発達的な知能を生み出す研究における論点などを紹介する。

【講師】谷口 忠大(たにぐち ただひろ)氏 
 立命館大学情報理工学部情報理工学科 教授

プロフィール
1978年6月24日京都生まれ。1997年私立ヴィアトール学園洛星高等学校卒業。2006年京都大学工学研究科博士課程修了。博士(工学・京都大学)。2005年より日本学術振興会特別研究員(DC2)、2006年より同(PD)。2008年より立命館大学情報理工学部助教、2010年より同准教授。2015年より2016年までImperial College London客員准教授。2017年より立命館大学情報理工学部教授、また、パナソニック客員総括主幹技師としてAI研究開発に携わる(国内初の大学から企業へのクロスアポイントメント事例)。専門は人工知能、創発システム、認知発達ロボティクス、コミュニケーション場のメカニズムデザイン。記号創発システムという概念を提唱し、また記号創発ロボティクスと呼ばれるAIやロボットを作ることにより人間のコミュニケーションの本質的理解につなげる研究領域を創成している。様々なプロジェクトや産学連携を通して機械学習技術の応用に関する研究に従事。また全国に広まる書評を通じたコミュニケーションの場作り手法であるビブリオバトルの考案者でもある。
計測自動制御学会学術奨励賞、システム制御情報学会学会賞奨励賞、論文賞、砂原賞など受賞。

主著に「心を知るための人工知能:認知科学としての記号創発ロボティクス」共立出版、「賀茂川コミュニケーション塾」世界思想社、「僕とアリスの夏物語人工知能のその先へ」岩波書店、「コミュニケーションするロボットは創れるか」NTT出版、「ビブリオバトル」文藝春秋、「記号創発ロボティクス」講談社、「イラストで学ぶ人工知能概論」講談社など。一般社団法人ビブリオバトル協会代表理事。計測自動制御学会,日本認知科学会,日本人工知能学会,IEEEなどの会員。

14:40 – 15:25 座談会 「『人工知能のその先』に到達するには(仮題)」

【登壇者】谷口 忠大 氏 + 松田 卓也氏(神戸大学 名誉教授)・塚本 昌彦氏(神戸大学大学院工学研究科 教授)・ 小林 秀章 氏(セーラー服おじさん)

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

15:25 – 15:30 まとめ・次回予告

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。こちらの「シンギュラリティサロン・オンライン(ZOOM)」は、従来のシンギュラリティサロンのテイストを踏襲し、「SpringX超学校ONLINE」よりも、高度で「コア」なテーマの講演と座談会をお届けします。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

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