シンギュラリティサロン#49 @ SpringX 中ザワ ヒデキ「S氏がもしAI作曲家に代作させていたとしたら (シンギュラリティ編)

https://kc-i.jp/activity/chogakko/singularity/202106/detail20210627.php

開催日 2021年6月27日(日)
開催時間 13:30〜15:30
開催形式 YouTube Liveによるオンライン開催
参加費 無料
申し込み 不要

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人類がついてゆけないほどのスピードで科学技術が猛烈な発展をはじめるときのことを言います。その結果として人間を超越する「超知能」が生まれたとき、人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

シンギュラリティサロン#49のテーマは「芸術とAI」。人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)を主宰する美術家 中ザワヒデキ氏をゲストに迎えます。

第1部:講演 中ザワヒデキ氏
「「芸術とAI」というテーマは広いが、今回は私が美術家の草刈ミカとともに主宰している人工知能美学芸術研究会(AI美芸研)でここ数年注力している、「S氏がもしAI作曲家に代作させていたとしたら」という問いについて、シンギュラリティ方面から考えてみたい。S氏とは2014年のゴーストライター事件で世間を騒がせた佐村河内守のことだが、とすると、N氏(新垣隆)の作曲技術をAIで代替した場合には、「S氏が作曲した」と称しても問題は無いということに(恐らく)なる。ということは、作曲という芸術活動の本質は、AIにではなくS氏に帰するということだ。つまりこの場合のAIは作曲も芸術もしていない。では反対に、真の意味で、作曲も芸術もするAIが登場するとはどういうことを指すのだろうか。N氏を代替するAIではなく、S氏を代替するAIが実現することだとしたら、それがシンギュラリティではないだろうか。」

第2部:座談会 中ザワヒデキ氏+松田 卓也 氏・塚本 昌彦 氏・小林 秀章 氏/ 質疑応答