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シンギュラリティサロン#61「2022年上半期AIニュース・ベスト5(+α)!」

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

GPT-3, DALL-E, Flamingo, GATO, Imagen, LaMDA … など、画期的なAI技術が最近次々と発表されています。そのペースはますます加速し、まさにカーツワイルの言う「収穫加速の法則」を体感するような毎日です。

そんな中、シンギュラリティサロンでは今年上半期に話題となったAI技術やAI周辺の出来事を、「2022年度上半期AIニュース・ベスト5(+α)」と題してお届けします。「+α」と加えたのは、最近のAI技術の動向を見ると、どうも「5大ニュース」では収まらない予感がするため。それほどAI開発の最前線は活気と熱気にあふれています。

他では聴けない、ホットでディープな情報満載のシンギュラリティサロンになると思いますので、ぜひライブでご参加ください!

■開催日時と申込み

【日時】 2022年7月9日(土) 13:30-15:30

【方法】YouTube Liveでのオンライン配信
※視聴URLは、申し込みいただいた方に返信メールにてご連絡します。
 配信時のご意見・ご質問は、YouTubeLiveのチャット欄へお願いします。

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:35 冒頭挨拶(雑談)

13:35 – 15:25 2022年度AIニュース・ベスト5(+α)

【選定者・コメンテーター】 松田 卓也(神戸大学名誉教授)・塚本 昌彦(神戸大学大学院教授)・小林 秀章(セーラー服おじさん)

【司会】保田充彦(XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

15:25- 15:30 まとめと次回予告

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。こちらの「シンギュラリティサロン・オンライン(YouTube Live)」は、従来のシンギュラリティサロンの方向性を踏襲しつつ、「SpringX超学校ONLINE」よりも「コア」なテーマの講演と座談会をお届けします。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

主催

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株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル

シンギュラリティサロン#60「意識と創造力」

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人類がついてゆけないほどのスピードで科学技術が猛烈な発展をはじめるときのことを言います。その結果として人間を超越する「超知能」が生まれたとき、人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

今回のシンギュラリティサロンのテーマは「意識と創造力」。講師には、物理学から脳科学へと研究のテリトリーを広げ、両者の知見をもとに人間の「創造力」について長年研究されてきた、武田 暁 氏をお迎えします。武田さんは今年なんと98歳!生誕一世紀を間近にして、ますます冴え渡る脳細胞(神経?)から生み出される、深く斬新な知見をお届けできればと思います。

■開催日時と申込み

【日時】2022年6月4日(土) 13:30-15:30

【方法】YouTube Liveでのオンライン配信
※視聴URL:https://youtu.be/QhH3obqk7lA

※SpringXイベントページ:https://kc-i.jp/activity/chogakko/singularity/202206/detail20220604.php

【参加費】 無料

【定員】なし

※本イベントは、上のリンクから誰でもご視聴いただけますが、Peatixチケットの申込みをいただいた方には、本イベントのリマインダーや今後のシンギュラリティサロンのご案内をお届けしますので、できればご登録をお願いします。

また、SpreingXメンバーに登録(https://kc-i.jp/springxform  無料)いただければ、シンギュラリティサロン以外に、SpringX主催の講義・イベントのご案内をSpringX事務局からお届けします。こちらもこの機会にぜひご登録ください!

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:35 ご挨拶(一般社団法人ナレッジキャピタル 松川泰氏)

13:35 – 13:40 講師紹介

13:40 – 14:40 講演 「意識と創造力」

【講師】
武田 暁 氏  東京大学・東北大学名誉教授
1924年東京生まれ。専門は理論物理学(素粒子論)。1946年東京帝国大学理学部物理学科卒業。1950年同大学院中退。神戸大学助教授、東京大学原子核研究所教授・同所長、東北大学理学部教授・同理学部長などを歴任。現在、東京大学・東北大学名誉教授。主な著書に、「素粒子と物理学」、「場の理論」、「物理科学への招待」、「形の科学」、「脳と物理学」(裳華房)、「脳と力学系」(講談社)、「脳は物理学をいかに創るのか」(岩波書店)、「脳はいかにして数学を生みだすのか」(丸善出版)など。

【講演概要】
誰でも意識という言葉を気軽に使っていますが、意識とは何かと問われると答えるのは困難です。意識状態を覚醒、気づき、注意、自意識の4段階に分けて、それぞれの状態を脳の異なる活性化の様子に対応させて論じます。

また抽象的な思考が創造力の源と思われますが、新たなことを創造する際の脳の働きについても論じます。脳は極めて複雑な組織ですが、誰でも自分の脳の働きを感じることができるので、脳の働きを理解することは人生の楽しみと考えます。

14:40 – 15:30 座談会 「『意識と創造力・脳と物理学』(仮題)」

【登壇者】武田 暁 氏
 + 松田 卓也氏(神戸大学 名誉教授)・小林 秀章 氏(セーラー服おじさん)

(座談会の最後には視聴者からの質問に答える、Q&Aコーナーも設ける予定です。)

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、SpringX超学校ONLINEで、リアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

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シンギュラリティサロン#59「GW特別企画・連休最後の一日を未来を妄想して過ごそう!」

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

今回のシンギュラリティサロンは、GW特別企画。シンギュラリティサロンおなじみのメンバー、松田・塚本・小林の3名が、それぞれの視点からシンギュラリティへの「妄想」を語りながら、来たるべき未来社会の姿を予測します。

■開催日時と申込み

【日時】2022年5月8日(日)13:30-15:30

【方法】YouTube Liveでのオンライン配信
※視聴URLは、申し込みいただいた方に返信メールにてご連絡します。

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:40 冒頭挨拶(雑談)

13:40 – 14:40 ミニ講演(3人の妄想)

  「汎用人工知能とシンギュラリティの夢」 松田卓也(シンギュラリティサロン主宰、神戸大学 名誉教授)

  「サイボーグとアップロードの夢」 塚本昌彦 (神戸大学大学院工学研究科 教授)

  「意識解明の夢」 小林秀章(セーラー服おじさん) 

14:40 – 15:25 座談会 「妄想から未来予測へ:私たちはシンギュラリティへの準備ができているのか」

【登壇者】 松田 卓也・塚本 昌彦・小林 秀章

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

15:25- 15:30 まとめと次回予告

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。こちらの「シンギュラリティサロン・オンライン(YouTube Live)」は、従来のシンギュラリティサロンの方向性を踏襲しつつ、「SpringX超学校ONLINE」よりも「コア」なテーマの講演と座談会をお届けします。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

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シンギュラリティサロン#58「我々の意識やクオリアはどこから来るのか? 統合情報理論の先、クオリア構造プロジェクト」

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

今回のシンギュラリティサロンは、オーストラリア・モナシュ大学の土谷尚嗣さんをお招きし、「意識とクオリア」の謎を解明する、先進的な研究プロジェクトについてお話いただきます。

■開催日時と申込み

【日時】 2022年4月2日(土) 13:30-15:30

【方法】YouTube Liveでのオンライン配信

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:00 – 13:10 冒頭挨拶と講師紹介

13:10 – 14:10 講演 「我々の意識やクオリアはどこから来るのか? 統合情報理論の先、クオリア構造プロジェクト」

【講師】土谷 尚嗣 (つちや なおつぐ)氏 
    豪・モナシュ大学 School of Psychological Sciences教授、株式会社国際電気通信基礎技術研究所 客員研究員

プロフィール
2006年カリフォルニア工科大学(Caltech)で博士号を取得、Caltechでポスドク研修を受けた後、科学技術振興機構(JST)からPRESTO助成金を受け、2010年に日本に帰国。2012年1月 、モナッシュ大学の心理学部・准教授に就任。 2013年からARCフューチャーフェロー。 研究対象は、意識の神経基盤を解明すること。 具体的には、1)無意識による処理の範囲と限界、2)注意と意識の関係、3)動物・人間の多チャンネル神経記録の分析による意識と相関する神経活動、4)意識の実験理論、特に意識の統合情報理論。

著書:「クオリアはどこからくるのか?: 統合情報理論のその先へ (岩波科学ライブラリー 308)」

関連リンク:

・研究室ホームページ: https://sites.google.com/monash.edu/tlab/home
・研究室 Twitter: https://twitter.com/conscious_tlab
・個人Twitter: https://twitter.com/NaoTsuchiya
・Youtubeチャンネル “Neural basis of consciousness” :https://www.youtube.com/ channel/UCvRuQWqbKbHJFCC4xabOI4g

Profile (from ‘https://researchmap.jp/usotech’)

Dr Tsuchiya was awarded a PhD at California Institute of Technology (Caltech) in 2006 and underwent postdoctoral training at Caltech until 2010. Receiving a PRESTO grant from Japan Science and Technology (JST) agency, Dr Tsuchiya returned to Japan in 2010. In Jan 2012, he joined the School of Psychological Sciences at Monash University as an Associate Professor. Since 2013, he is an ARC Future Fellow. His main research interest is to uncover the neuronal basis of consciousness. Specifically, he focuses on 1) the scope and limit of non-conscious processing, 2) the relationship between attention and consciousness, and 3) the neuronal correlates of consciousness by analysing the multi-channel neuronal recording obtained in animals and humans and 4) testing a theory of consciousness, in particular, integrated information theory of consciousness.

【講演概要】
主観的意識(=クオリア)が脳からどのように生じるかという問いは、現代科学に残された大きな謎である。本講演では、まず、大まかな意識の定義と、過去の哲学的な枠組みと、現代の脳科学をベースにした意識研究の流れについて論じる。

その中で、「意識そのもの」が、言語に尽くしがたく定義も難しいため、従来の意識研究では、何らかの視覚刺激に対する経験を「見えた・見えない」といったの二値的な判断に還元し、その神経相関を探す手法が取られてきたことを指摘する。

その上で、従来手法では難しいと考えられてきた、ある瞬間の視覚意識クオリアの特徴づけの問題に対して、そのクオリアと様々なクオリアとの関係性を大規模に特徴づけるという新しいパラダイムを提案する。

このパラダイムは、数学の圏論(特に米田の補題と呼ばれる定理)に裏付けられたものであることを紹介し、またこの考えがどのように我々の実生活におけるクオリアや、他の分野での研究活動(言語学における言葉の意味など)に関連するかを概観する。

最後に、この新しいパラダイムに基づいた視覚意識実験と、脳活動計測・薬理不可操作を組み合わせ、さらに脳活動の情報構造解析(統合情報理論など)を持ち込むことで、視覚クオリアと脳の情報構造の関係性を明らかにすることを目指す、科研費学術変革領域B「クオリア構造」における研究内容を紹介する。

時間があればアフターサロンでは、人間の発達過程でどのように意識が変化していくのか、進化の過程でどのように意識は変化してきたのか、人工知能に意識は宿るか、仏教における空の概念と現代的な意識の考えはどのようにつながるか、死をどのように捉えるか、などの様々な問いについて議論し、新しい科学の潮流をみなさんと共有したい。

14:10 – 15:00 座談会 

【登壇者 土谷 尚嗣 氏 + 松田 卓也氏(神戸大学 名誉教授)・塚本 昌彦氏(神戸大学大学院工学研究科 教授)・小林 秀章 氏(セーラー服おじさん)

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。こちらの「シンギュラリティサロン・オンライン(YouTube Live)」は、従来のシンギュラリティサロンの方向性を踏襲しつつ、「SpringX超学校ONLINE」よりも「コア」なテーマの講演と座談会をお届けします。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

主催

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共催

株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル

シンギュラリティサロン#57「意識・時間・AIの哲学と物理学者」

https://kc-i.jp/activity/chogakko/singularity/202203/detail20220312.php

開催日
2022年3月12日(土)

開催時間
13:30〜15:30

開催形式
YouTube Liveによるオンライン開催

参加費
無料
申し込み
不要
シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人類がついてゆけないほどのスピードで科学技術が猛烈な発展をはじめるときのことを言います。その結果として人間を超越する「超知能」が生まれたとき、人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

人間の意識は物理的・化学的現象にすぎないのか?それとも別の何かなのか?機械が人間のような意識を持つことは可能か?と思い悩むことは、哲学者も物理学者もそうでない人も昔からあったでしょう。近年、AIの発展に伴って、「意識とは何ぞや」という問いを科学の問題として論じてもよさそうな雰囲気が漂ってきました。この問題に切り込む勇気ある物理学者もいますが、ときには懐疑の目で見られています。今回のサロンでは、科学の領域から踏み出しているかも?と見られる物理学者たちの意識論や時間論を比較検討してみましょう。

第1部:講演 谷村 省吾 氏
第2部:座談会 谷村 省吾 氏+松田 卓也 氏・塚本 昌彦 氏・小林 秀章 氏 / 質疑応答

シンギュラリティサロン#56「いよいよやってくるスマートグラス革命~超人類時代の幕開け~」

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

今回のシンギュラリティサロンの登壇者は、我が塚本昌彦教授。「ウェアラブルの伝道師」という異名を持つ塚本氏が、ウァラブル界隈の国内外の最新情報をアップデート。昨今、魅力的なウェアラブル機器が次々と発表され、アップルなど大手の参入も噂される状況は、「スマートグラス革命」の幕開けを感じさせます。ウァラブル機器の発展はシンギュラリティへの道をさらに加速するのか。「人類サイボーグ化計画」を目指す塚本氏の、リアルでユニークな未来予測をお届けします。

■開催日時と申込み

【日時】2022/02/19 (土)
13:30 – 15:30 JST

【方法】YouTube Liveでのオンライン配信

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:45 冒頭挨拶と講師紹介

13:35 – 14:35 講演 「いよいよやってくるスマートグラス革命~超人類時代の幕開け~」

【講師】塚本昌彦(つかもとまさひこ)氏 
神戸大学大学院工学研究科教授、シンギュラリティサロン副代表

プロフィール
工学博士。シンギュラリティサロン副代表。1989 京大・工・修士了、シャープ入社、1995 阪大・工・情報システム講師、1996 同助教授、2004より現職 NPOウェアラブルコンピュータ研究開発機構理事長、NPO日本ウェアラブルデバイスユーザー会会長。
ヒューマンインタフェースの研究を進める一方、「ウェアラブルの伝道師」として、全国各地のイベント・メディアで、ウェアラブルデバイスの普及活動を精力的に続けている。

【講演概要】
昨年あたりから米中のIT大手を中心にスマートグラスに対する顕著なアプローチがみられている。ベンチャーも含めて今年は数多くのスマートグラスが出てくる見込みだ。そしていよいよAppleもこの分野に乗り込んでくるという噂もある。本講演では世界のこのような動きをサーベイしながら、古くから多くの取り組みをしている日本の現状を説明する。さらにそれが今後どのように展開していくか、特に10年後にスマホに「取って代わる」ARグラスの作り出す巨大なビジネスポテンシャルについて述べる。さらに、その先の世界としてサイボーグ、超人類へと発展していく道を予想する。

14:35 – 15:30 座談会 

【登壇者 塚本 昌彦氏(神戸大学大学院工学研究科 教授)・松田 卓也氏(神戸大学 名誉教授)・ 小林 秀章 氏(セーラー服おじさん)

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。こちらの「シンギュラリティサロン・オンライン(YouTube Live)」は、従来のシンギュラリティサロンのテイストを踏襲しつつ、「SpringX超学校ONLINE」よりもややコアなテーマの講演と座談会をお届けします。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

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シンギュラリティサロン#55「汎用人工知能のアルゴリズム」

開催日
2022年1月30日(日)
開催時間
15:00〜17:00
開催形式
YouTube Liveによるオンライン開催
参加費
無料
申し込み
不要

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人類がついてゆけないほどのスピードで科学技術が猛烈な発展をはじめるときのことを言います。その結果として人間を超越する「超知能」が生まれたとき、人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

「汎用人工知能」とは人間のように知的な仕事を何でもこなせる人工知能のことです。それができるとシンギュラリティへの道が開かれます。
本講義では、「汎用人工知能」のアルゴリズムとして動物的知能を実現する”予測符号化モデル”と人間的知能を実現する”トランスフォーマー的人工知能” の二種類を考察します。とくに近年、”トランスフォーマー的人工知能”の進歩が著しく、たとえばGPT-3やその応用形のDALL-Eは、人間に固有と思われていた創造性や常識を備え始めています。GPT-3的人工知能のパラメーター数を人間の大脳のシナプス数である100兆個にすることは、もはや技術的に可能であるとも考えられています。
技術の進歩や米中の激しい競争、またシンギュラリティはどこまで現実的なものになっているのかなどを議論します。

第1部:講演 松田 卓也 氏
第2部:座談会 松田 卓也 氏・塚本 昌彦 氏・小林 秀章 氏 / 質疑応答

松田 卓也 氏

神戸大学 名誉教授

理学博士(天体核物理学)。シンギュラリティサロン主宰。研究のかたわら、ニセ科学批判にも力をそそいできた。近年は京都某所の「秘密研究所」にて人工知能の研究を進めながら、迫りくるAI社会とシンギュラリティの啓蒙活動に取り組んでいる。

シンギュラリティサロン番外編「2021・年忘れシンギュラリティ祭り」

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

今回は、「2021・年忘れシンギュラリティ祭り」と題し、シンギュラリティサロンのコアメンバーによる年末特別企画をお届けします。

■開催日時と申込み

【日時】 2021年12月25日(土)  13:30-15:30

【方法】YouTube Liveでのオンライン配信

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 14:30  特別企画1「発表!シンギュラリティ10大ニュース2021」

今年もシンギュラリティに関わる分野では、さまざまなニュースがありました。この中から、シンギュラリティサロン・コアメンバー、松田・塚本・セーラー服おじさん、それぞれが気になったニュースを発表!3人は今、何に注目しているのでしょうか?年末ならではの企画です。

14: 30 – 15:30 特別企画2「知能と意識とサイボーグをめぐる大討論会」

松田、塚本、セーラー服おじさんが、シンギュラリティとAI・脳科学について激論! シンギュラリティサロンの未来予測をアップデートする大討論会をお届けします。

【出演】松田 卓也、塚本 昌彦、小林 秀章 (セーラー服おじさん)

【司会】保田充彦

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。こちらの「シンギュラリティサロン・オンライン(YouTube Live)」は、従来のシンギュラリティサロンのテイストを踏襲しつつ、「SpringX超学校ONLINE」よりも「コア」なテーマと自由な雰囲気でお届けします。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

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シンギュラリティサロン#54「意識研究の地図をつくる」

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、将来、 人工知能の能力が人類のそれをはるかに超え、 その結果として科学技術が猛烈なスピードで発展しはじめるときのこと。人間を超越する「超知能」が生まれたとき、 人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

今回のシンギュラリティサロンは、哲学者・新川拓哉をお招きし、「意識」をテーマにお話いただきます。さまざまな意識の理論を整理することで、「意識研究の地図」を明らかにする試みです。乞うご期待!

■開催日時と申込み

【日時】2021年11月20日(土) 13:30〜15:30

【方法】YouTube Liveでのオンライン配信

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:40 冒頭挨拶と講師紹介

13:40 – 14:40 講演 「意識研究の地図をつくる」

【講師】新川 拓哉 (にいかわ たくや)氏 
    神戸大学 人文学研究科 講師

プロフィール
1986年生。2015年北海道大学文学研究科思想文化学専攻博士後期課程修了。日本学術振興会特別研究員PD(千葉大学)、日本学術振興会海外特別研究員(パリ高等師範学校)を経て、2020年より神戸大学文学部講師。

専門分野:心の哲学(特に意識の哲学、知覚の哲学)
意識をめぐる哲学的諸問題を専門にしています。特に、意識の価値論と知覚的意識の形而上学に分析哲学的なアプローチで取り組んでいます。その他にも、科学者と共同で実験現象学や心理学の研究も行っています。さらに最近では、ヒト脳オルガノイドをめぐる倫理問題にも取り組んでいます。演習では、意識の哲学や知覚の哲学の文献の読解を通じて、心や意識の謎を解きほぐす楽しさを味わってほしいと思っています。
http://www.lit.kobe-u.ac.jp/faculty/takuya-niikawa.html

【講演概要】
ここ30年ほどで意識研究は急速に進展したが、研究全体の見通しはきわめて悪い。その理由の一つは、意識研究の学際化が進み、異なる学問領域でさまざまな意識の理論が提案されてきたため、それらの理論間の関係が不明瞭であり、比較検討が難しいところにある。この問題を解決するため、この講演では「問いとアプローチ」を中心に意識研究の整理を試みる。具体的には、意識についての問いを定義論、現象論、認識論、存在論、価値論の五つに区分し、それぞれの問いに対する研究手法を列挙することで、意識研究全体の地図を描き出す。この地図に意識の理論を位置づけることで―つまり、それぞれの意識の理論がどの種の問いにどの手法を用いて答えているかを明らかにすることで―、意識理論の体系的な分類が可能になると期待できる。

14:40 – 15:30 座談会 

【登壇者 新川 拓哉 氏 + 松田 卓也氏(神戸大学 名誉教授)・塚本 昌彦氏(神戸大学大学院工学研究科 教授)・小林 秀章 氏(セーラー服おじさん)

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。こちらの「シンギュラリティサロン・オンライン(YouTube Live)」は、従来のシンギュラリティサロンの方向性を踏襲しつつ、「SpringX超学校ONLINE」よりも「コア」なテーマの講演と座談会をお届けします。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

主催

シンギュラリティサロン

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シンギュラリティサロン#53「意識の考え方」を考える──北大CHAINの挑戦

シンギュラリティ(技術的特異点)とは、人類がついてゆけないほどのスピードで科学技術が猛烈な発展をはじめるときのことを言います。その結果として人間を超越する「超知能」が生まれたとき、人類の歴史はどこへ向かっていくのでしょうか。

「意識」というテーマは長く哲学のなかで論じられてきましたが、1990年代頃からは科学的なアプローチが盛んになり、21世紀に至って百家争鳴の状況が続いています。そのなかで、「意識」の問題そのものの難しさが浮き彫りになり、アプローチの方法自体をあらためて問い直さなければならないという現状があります。

本講義では、「意識」という問題をまず解きほぐした上で、現状見られる様々なアプローチから、どのような展望が描けるのかについて議論します。講演者2名が所属する北海道大学人間知・脳・AI研究教育センター(CHAIN)では、多様な学問と多様なアプローチが組み合わさり、互いに切磋琢磨しながら、刺激的な議論が行われており、その成果の一部も紹介します。

■開催日時と申込み

【日時】2021年10月30日(土)

【方法】YouTube Liveでのオンライン配信

【参加費】 無料

【定員】なし

■タイムスケジュールと概要

13:30 – 13:40 冒頭挨拶と講師紹介

13:40 – 14:40 講演

【講演概要】
第1部:内部と外部の捻れたループ──意識のイメージを変える 田口 茂氏

最初に「意識」という当たり前すぎて通常は気づかれないものが、どのように明示的に概念化されるのかを考えます。次に、意識を「閉じた内面」と考える強固なイメージを相対化します。意識はカプセルか箱のようなものではなく、「自分を包むもの=外を自分の内に含む」という構造をもちます。F. ヴァレラらはこれを「主体と環境の根源的循環性」と呼びました。「意識」について気づき、それについて語れるようになるというのは、こうした循環構造や捻れたループ構造そのものを見ることができるようになる、ということなのではないでしょうか? ここではこのようなアイデアを追究してみます。

第2部:「意識を教える」からエナクティブ・アプローチへ 吉田 正俊氏

今年度、北海道大学の大学院全学共通の講義として「意識の科学入門」を開講しました。そこでは意識の研究を「知覚としての意識」「自己としての意識」「生命・情動としての意識」というアプローチに分けて整理したうえで、それぞれの重要な知見を紹介しながら、受講生に意識研究のこれからあるべき姿を模索してもらうことを目指しました。この北海道大学で開講した講義の概要を紹介し、意識の様々な側面がエナクティブ・アプローチによってつなぎ合わせられること、そしてそれを記述するためにフリストンの自由エネルギー原理が有望であることについて議論します。

第3部:座談会 田口茂氏・吉田 正俊氏+松田 卓也 氏・塚本 昌彦 氏・小林 秀章 氏/ 質疑応答

【講師】田口 茂 氏

北海道大学大学院文学研究院教授、人間知・脳・AI研究教育センター長

2003年ドイツ・ヴッパータール大学で博士号(Dr. phil.)取得。山形大学准教授等を経て現職。専門は哲学、特に現象学。近年は数学者・神経科学者・認知科学者・ロボット研究者などとの共同研究により、意識・自己・自他関係などのテーマに取り組んでいる。著書に『現象学という思考』(筑摩書房)、『〈現実〉とは何か』(数学者・西郷甲矢人氏との共著、筑摩書房)などがある。

吉田 正俊 氏

北海道大学 人間知・脳・AI研究教育センター 特任准教授

2003年に博士(医学)を取得。生理学研究所助教を経て2020年より現職。専門はシステム神経生理学。霊長類における眼球運動を対象として注意や視覚的気づきの脳内メカニズムの解明を行ってきた。生理研在籍時から意識研究のシンポジウムを開催するなどの活動を行ってきたが、CHAINに異動してからは、現象学者や神経計算論の研究者と共同研究を行いながら意識を科学的に研究する方策を模索している。

14:40 – 15:30 座談会 

【登壇者  田口茂氏・吉田 正俊氏+松田 卓也 氏・塚本 昌彦 氏・小林 秀章 氏/ 質疑応答

【司会】保田充彦(株式会社XOOMS代表、ナレッジキャピタル・リサーチャー)

■シンギュラリティサロンとは

シンギュラリティサロンは、シンギュラリティに対する専門家、 一般市民の意識改革を促すべく、ナレッジサロンを 会場に2015年より講演や勉強会を重ねてきました。新型コロナウイルス「 自粛」後、2020年秋から、ナレッジキャピタル・SpringX超学校ONLINEでリアルとバーチャルを横断する新たなシンギュラリティサロンの活動を開始しました。こちらの「シンギュラリティサロン・オンライン(YouTube Live)」は、従来のシンギュラリティサロンのテイストを踏襲しつつ、「SpringX超学校ONLINE」よりも「コア」なテーマの講演と座談会をお届けします。

■お問い合わせ:シンギュラリティサロン事務局  admin@singularity.jp

主催

シンギュラリティサロン

共催

株式会社ブロードバンドタワー、一般社団法人ナレッジキャピタル